魚が釣れずお寿司を食べに【鹿児島旅行1日目】
釣りをする予定はなかったが念のためにとコンパクトロッドを忍ばせて来てしまったばっかりに、せっかくだからと早速海へ。
年末でレンタカーの予約がいっぱいだと聞いていたけど、鹿児島に到着した当日に問い合わせると空きがあって車を借りることができました。
どうせこうなるんだったらもう少しちゃんと釣り具を揃えて持ってくればよかった。
さて、鹿児島湾の加治木港に来ました。
鹿児島県では鹿児島湾を古くから錦江湾とも呼称するらしい。島津家第18代当主で薩摩藩初代藩主の島津家久が詠んだ「浪のおりかくる錦は磯⼭の梢にさらす花の⾊かな」の歌が、⿅児島湾を錦江湾と呼ぶようになった起源なんだって。
鹿児島湾は西の薩摩半島と東の大隅半島に挟まれた湾。2つの半島の間に桜島がある。写真の右の小山が桜島。
以前は文字通り「島」であった桜島は、1914年の大正大噴火による溶岩流出によって大隅半島と陸続きに。20世紀以降に日本で起きた火山噴火の中では最大級で、発生から1年半以上噴火が続いたのだとか。
魚が全く釣れなかったので声を上げて泣きながら歴史を調べました。
次に隼人新港へ。
漁港を覗くと船が沈んでいました。大丈夫そ?
魚は釣れず、お昼ごはんにすし屋のやま八へ。
電話番号かわいいね𓆟
にぎりの特上を注文。お醤油か煮切りかを選べます。今回は煮切りでお願いしました。ほんでシャリは小。
目の前の水槽で元気いっぱい泳ぎ回っている車海老は、注文が入ると取り上げられて板場で頭を引きちぎられます。
甲殻類アレルギーなのにエビが大好きで、車海老のお寿司を初っ端にいただいてから食道が腫れて激痛。どれもこれも大変美味しかったけど、時間が経つほどに飲み込むのに一苦労。新鮮でデカめのエビはしばらく控えよう……
イカとホタテ。
養殖のホタテの貝殻にはロープを通すために空けた穴があるんだって。このホタテは天然のもので穴が無い貝殻を見せてもらえました。
イカは塩とレモンが振ってあります。
イクラとウニ。
細巻とカンパチの炙り。
お味噌汁とアイスも付いてきたよ。
ワインソムリエの田崎真也氏が鹿児島に釣りをしに来るとやま八にも訪れるそうです。
大将も女将さんもホスピタリティにあふれた接客で、美味しく和やかにお寿司をいただけました。
ご馳走様でした。