忘れの里 雅叙苑【鹿児島旅行1日目】
この日のお宿に到着しました。
「この道にわとり優先」
庭には2羽にわとりがいます(本当に)。
鹿児島県霧島市、旅館街の喧噪から離れた天降川沿いに、茅葺屋根の古民家を移築し、昔ながらの集落のような宿をつくりました。巨大な一枚岩をくり抜いた温泉風呂や、薩摩の大地で収穫される野菜や直営農場で育てた地鶏による郷土料理をご用意しております。誰しもがどこか懐かしく感じる日本の原風景に浴しながら、当苑でのひとときをおくつろぎください。
HPにあるとおり、まさに日本の原風景。
客室は全部で10戸あるそう。
お部屋のお風呂。
日本初の露天風呂付き客室だそうな……?
お部屋に炬燵がありました。幸せ。
炬燵の布団にはシンボルのにわとりちゃん。
お楽しみの夜ごはん。
お野菜の胡麻和え。とにかく野菜が新鮮で歯ごたえがあり風味がしっかりしていてとても美味しい。
地鶏鍋にはサツマイモの澱粉のお餅。弾力と粘度が強く、絶品鶏スープを吸って最高の味……
できたてホクホクのさつま揚げ、美味しいのは言うまでもない。あとこの小さめのサイズが最高。
お野菜と鶏の味噌田楽。何度も言うけどお野菜が本当に美味しい。自家製のお味噌は香りの立つ薄味で甘みがお野菜とマッチしています。
お箸休めのりんごシャーベットとパイナップル。
焼き鳥。レバーが美味しかった……連れさんがレバーが苦手なので貰って2つ食べました。添えられた金柑がねっとりした食感ながらスっとした香りだけを残してサッパリいただけます。
豆乳好きにはたまらない豆乳の茶碗蒸し。地鶏が入っていてぷにぷにの食感が楽しい。
で、出た、鹿児島黒牛。柔らかすぎるくせに噛むごとに肉の旨みが押し寄せます。何度も何度も言うけどお野菜が美味しい……どうなってるんだ。
ちょっとお腹いっぱいになってきて食べるペースが落ちても大丈夫、冷めてもサクサクの天ぷら。
炊き込みご飯と田舎そば。不均等な太さのお蕎麦は噛むとホロホロと崩れて蕎麦の香りが立ちます。炊き込みご飯にもお蕎麦にも鶏の出汁が効いています。
食後に苑内の囲炉裏に案内されました。
暖かい焼酎を1杯。
キビナゴを串に刺して炭火で炙っていただきます。
寒い冬の夜に火のパチパチと弾ける音が心地良い。火守の方は苑や鹿児島のこと、聞くとなんでも教えてくださいます。
最高の食事体験でした。ご馳走様でした。
満腹でひとっ風呂。
家族風呂は2種類あります。
川の方へ下った先にあるお風呂はラムネ湯。古くから自然に湧き出している自噴泉は35℃ほどと低温ながら、二酸化炭素ガスが混じり毛穴を開かせ体温を上げてくれます。湯上がりの肌は触ると吸い付くような保湿を感じられました。
こちらは41℃ほどの暖かな建湯。12:00~15:00には日帰り温泉として解放されています。20tの巨大な一枚岩をくり抜いて作られた浴槽は贅沢で迫力も満点。
ビールにワインに焼酎と、お夕食でそこそこ飲んできたけど無事いい湯でした。